今日は、事務所自慢の一つをご紹介しましょう。
それは、全員パソコンモニターが「マルチディスプレイ」であることです。 この事実をただご紹介するだけなら、「レベルの低い自慢話」になってしまいますが、本当に、自慢したいのは、マルチディスプレイを導入した「プロセス」なのです。 ●職員が率先してすすめる「予防処置」制度 マルチディスプレイを導入しようと提案したのは松村さん(前回ブログ執筆者)です。きっかけは、お客様からの電話に迅速に対応するためでした。今までは、パソコンディスプレイに常にサイボウズ(グループウェア)の職員の在籍情報・行き先・予定等を表示し、電話があるたびに画面を切り替え対応していましたが、どうしても煩雑になりますし、時間のロスも発生していました。そこで、仕事のしやすさ・仕事の効率化を考え提案したのです。 私たちは、ISO9001の認証取得していますが、その中でも一番大切にしているしくみの一つが「予防処置」という制度です。この制度は、現状のままだと発生すると思われる問題を事前に予測し、改善提案を職員にもとめ、職員主導で意識をもって職場を積極的に変えていくことが目的です。 これにより、職員は、モチベーションをあげ、責任をもってやりとげ(「やらされている」のとは大きな違いですね)、その結果、非常に活性化された組織になります。 とくに私たちの事務所では、所長をはじめ良いことはどんどんとりいれていこうという考えがあります。ディスプレイは、一昔前であれば、1台10万円前後はしましたが、今は、3万円前後で買えるようになりました。それでも職員全員分となると、約40台、120万円の投資にはなります。でも十分に投資効果はあったと思います。 ●マルチディスプレイのメリットとは、 マルチディスプレイにすることによって、いろいろなメリットを感じています。 やはり、一番目は、仕事の効率化です。私たちは、税務会計に関する処理だけでなく、実にさまざまな業務を行っています。そしてパソコン上で「何かの文書を参考にする」「比較する」そして「チェックする」という作業が多いことに気づきました。この点、現在は、印刷する手間もはぶけ、「もう一台の画面に表示」⇒「比較・チェック・加工」⇒「完成」と非常に作業が効率的になりました。 そして、この「印刷する」必要がなくなったことで、『紙資源の節約』につながっています。 最後に、対外的宣伝効果もあります。まだまだ、会計事務所で全員がマルチディスプレイというのは少ないと思います。(ご来所されたお客様は、まず、驚かれるようです。)。こういった形でブログでご紹介できるのはもちろん、『職員に働きやすい環境』は、何よりも「新しい仲間」を迎える際、やはり喜んでもらえます。 このようにマルチディスプレイひとつとってもさまざまなメリットがあり、事務所の考え方も分かってもらえると思い紹介させていただきました。そして、この導入の経営判断の早さこそ、事務所成長の大きな推進力のひとつだと思っています。 次の機会には、具体的に「組織が活性化する予防処置制度」の導入方法について述べたいと思っています。お楽しみに!! 9年目 38歳 川島
投稿者: マウンティンWEB管理者 日時: 2008年8月21日 08:00 |