8月は毎年税理士試験があります。 我が山崎会計からも何名か受験しましたが、 私も最後の5科目目を受験してきました。
これに合格できれば、晴れて税理士となれる資格が得られる わけです(他に実務経験2年以上が必要ですが)。 思えば長い道のりでしたが(いや、まだ分からないんですけど。 不合格ならまだ終わらないのです)、税理士試験というのは 限られた時間でややこしい計算を解かなければならないし、 大量の税法を暗記しなければならないし、なかなか過酷な 試験でありました。
こんな勉強が実務に役立つのかと疑問を抱きながら(学校の勉強と 一緒ですね)、資格を得るためと割り切って勉強してきたわけ ですが、今回は、会計事務所に勤めてから初めて受験してみて、 実は意外と役に立ってたかも、と認識を改めました。
まず、会計というのは、様々な数字がややこしく絡み合ったものですが、 それらの関連性を理解したり、その中から必要な数字を拾い出したりする 力は、税理士試験(特にひたすら集計を繰り返した簿記)で培われた ような気がします。 これをやっていなければ、会計事務所の仕事を始めたとき、もっと混乱を 覚えていただろうと思いました。
また、今回の受験で特に意識したことは、「いかにミスを防ぐか」を徹底する ということです。 ミスを防ぐ為に専門学校でよく受験生に指導するものに、受験経験者はよく知っている と思いますが、「間違いノート」というものがあります。 自分が犯したミスを記録しておき、自分の間違いの傾向を掴むことで、 同じミスを防ぐという方法ですね。 仕事でもこの「間違いノート」と同じような方法が使われます。 しかも山崎会計では自分の間違いを記録するだけでなく、職員全体でそれを共有し、 会計事務所として、同じ間違いを犯さないための仕組みが作られています。 というわけで、試験の対策と会計の仕事は無縁ではないわけですね。 勉強というと、知識を身につけるということばかりに目がいきがちですが、、 実はこういう目に見えない力が、いつの間にか自分の中に培われるのだ!? (少なくともそう考えると モチベーションが維持できる、たとえ不合格でも無駄ではなかったと思える、 などの効果があります) 入所5ヶ月目 刈谷
投稿者: マウンティンWEB管理者 日時: 2009年8月20日 07:00 |